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痛くない死に方
痛くない死に方
Tweets by itakunai2020
INTRODUCTION
イントロダクション
第22回上海国際映画祭 日本映画週間 特別招待作品
「病院」か「在宅」か
この映画は在宅医と患者と家族の物語である。
命あるものには必ず死が訪れる。それを誰も止めることは出来ない。
少子高齢化と核家族化に歯止めが効かなくなっている現代日本。高い経済成長を遂げ、あらゆる分野において世界トップクラスの裕福な国になった今も尚、意外にも人は自分の死に場所や死に方を自由に決めることは出来ないのではないか。
医学の進歩に伴い、「延命治療」が可能になった。そこにはかつてあった自然な死は最早存在しない。
昔の日本は死に方を選べなかった。生き方も同様かもしれない。
しかし選択肢が広がったはずの今も、人は死に方を選べないジレンマ、アイロニーを抱えてはいないだろうか。一見矛盾するようであるが、このことに本作は向き合いたい。
今だからこそ、人はどう死ぬべきなのか、当事者一人ひとりの判断に委ねられるべきであり、そこに自由があってもいいのではないだろうか。
在宅医療のスペシャリストであり実際に尼崎市で在宅医として活躍をされている長尾和宏著の10万部売れたベストセラー「痛くない死に方」「痛い在宅医」をモチーフに高橋伴明監督が完全映画化。いつかは自分の親や自分自身に訪れる終期について考えさせられる、必見の一作が完成した。
2021年2月にシネスイッチ銀座で3ヵ月というロングラン上映を行って全国公開していたが、この度、多くの方からアンコール上映の依頼が殺到し11/19(金)~ シネ・リーブル池袋、他にて再ロードショーすることが決定した。
尚、今回は通常盤上映に合わせて、耳が不自由な方向けにバリアフリー上映の行う。
STORY
あらすじ
在宅医療に従事する河田仁は、どことなく自分の中に矛盾や葛藤を抱えながらも日々医療現場に邁進していた。
そんな時、末期の肺がん患者である大貫敏夫に出会う。敏夫の娘の智美の意向で、入院ではなく「痛くない在宅医」を選択したというわけだ。
しかし結局、敏夫は苦しみ続けてそのまま死んでしまう。
「痛くない在宅医」を選んだはずなのに、結局「痛い在宅医」になってしまった。それならこのまま病院にいさせた方が良かったのか、病院から自宅に連れ戻した自分が殺したことになるのかと、智美は自分を責める。河田には突き刺さる言葉だった。
そんな中、河田は在宅医の先輩である長野浩平に相談する。長野の見解では、肺がんよりも肺気腫を疑い処置すべきだったと指摘される。結局、自分の最終的な診断ミスにより、敏夫は不本意にも苦しみ続け生き絶えるしかなかったのか……河田は悔恨の念に苛まれることになる。自分にはもっと別にすべきことが沢山あったのではないかと。
長野の元で在宅医としての治療現場を見学させてもらい、在宅医としてあるべき姿を模索する河田。大病院の専門医と在宅医の決定的な違いは何か、長野から学んでゆく。二年後、同じく末期肺がん患者である本多彰を担当することになる。
以前とは全く違う患者との向き合い方をする河田。そんな河田にかかる患者たちは皆、管に繋がれただけの不自然な「溺死」を遂げることなく、無駄に苦しまずに最期の生を全うすることが出来ている。
患者の病そのものの断面を見るのではなく、在宅医は患者の「人生」を見て寄り添う。そのことに気づけた河田。そんな河田は今も、患者や家族が救急車を呼ぶ前に、患者の自宅に駆けつけ続けている。
キャスト・スタッフ
キャスト
柄本佑
(河田仁役)
1986年生。東京都出身。
「美しい夏キリシマ」(黒木和雄監督)で主演デビュー。
近年の主な映画出演作は「きみの鳥はうたえる」(三宅唱監督)、「素敵なダイナマイトスキャンダル」(冨永昌敬監督)、「アルキメデスの大戦」(山崎貴監督)、「火口のふたり」(荒井晴彦監督)など。高橋伴明監督とは「赤い玉、」以来二度目。今後の出演作にTBS日曜劇場「天国と地獄~サイコな2人~」と映画「心の傷を癒やすということ」がある。
坂井真紀
(井上智美役)
1970年生。東京都出身。
92年、TVドラマ「90日間・トテナム・パブ」(CX)で女優デビュー、96年、映画「ユーリ」(坂元裕二監督)で映画初出演以降、多くの映画・TVドラマに出演。
「実録・連合赤軍 あさま山荘への道程(若松孝二監督)で第18回日本映画批評家大賞助演女優賞、第23回 高崎映画祭特別賞を受賞。
近年の主な映画出演作品は、「架空OL日記」(住田崇監督)、「宇宙でいちばんあかるい屋根」(藤井道人監督)、「461個のおべんとう」(兼重淳監督)、「滑走路」(大庭功睦監督)など。
公開待機作品に「はるヲうるひと」(佐藤二朗監督)、「燃えよ剣」(原田眞人監督)がある。
余貴美子
(中井春菜役)
1956年生。神奈川県出身。多くの映画ドラマに出演。
主な出演作は『おくりびと』(滝田洋二郎監督)、『ディア・ドクター』(西川美和監督)、『あなたへ』(降旗康男監督)で日本アカデミー賞最優秀助演女優賞を受賞。また、2008年には第63回毎日映画コンクール田中絹代賞を受賞。
主な参加作品は「学校Ⅲ」(山田洋次監督)、「あ、春」(相米慎二監督)、『映画深夜食堂』(松岡錠司監督)、『繕い裁つ人』(三島有紀子監督)、『シン・ゴジラ』(庵野秀明総監督)、『AI崩壊』(入江悠監督)、『Red』(三島有紀子監督)、「ホテルローヤル」(武正晴監督)など今や日本映画には欠かせない存在として活躍中。
大谷直子
(本多しぐれ役)
1950年生。東京都出身。
1968年、高校在学中に映画「肉弾」(岡本喜八監督)に一般公募で選ばれ、ヒロイン役でデビュー。
1969年、NHK朝の連続テレビ小説「信子とおばあちゃん」で人気を確立。
その後も映画、ドラマなど多数の作品に参加。主な映画出演作は「座頭市御用旅」(森一生監督)、「ツィゴイネルワイゼン」(鈴木清順監督)、「橋のない川」(東陽一監督)、「蛇イチゴ」(西川美和監督)など
ドラマ作品は「天城越え」、「北条時宗」、「軍師官兵衛」(NHK)など
宇崎竜童
(本多彰役)
1946年生。京都府出身。
1973年、ダウン・タウン・ブギウギ・バンドでデビュー。「港のヨーコ・ヨコハマ・ヨコスカ」が大ヒット。妻の作詞家の阿木燿子とのコンビで、山口百恵など数多くのアーティストに楽曲を提供する。
傍ら、映画「曽根崎心中」(増村保造監督)で初主演。高橋伴明監督の第一回商業作品「TATTO<刺青>あり」で主演として参加。
主な出演作品は「その後の仁義なき戦い」(工藤栄一監督)、「駅 STATION」(降旗康男監督)、「上海バンスキング」(深作欣二監督)、「どら平太」(市川崑監督)、「罪の声」(土井裕康監督)など多くの作品に出演する。
奥田瑛二
(長野浩平役)
1950年生。愛知県出身。
1979年「もっとしなやかに もっとしたたかに」(藤田敏八監督)で映画主演デビュー。
その後も、「海と毒薬」(熊井啓監督)、「千利休 本覺坊遺文」(熊井啓監督)、「棒の哀しみ」(神代辰巳監督)、「皆月」(望月六郎監督)などに出演。数々の賞を受賞する。
2001年からは映画監督としても活躍。これまでに「少女」「長い散歩」「今日子と修一の場合」など5作品を世に送り出している。
高橋伴明監督とは「赤い玉、」以来二度目。
スタッフ
監督・脚本:高橋伴明
1949年生。奈良県出身。1972年「婦女暴行脱走犯」で監督デビュー。以後、若松プロダクションに参加。60本以上のピンク映画を監督。
1982年「TATTO〈刺青〉あり」(主演:宇崎竜童)でヨコハマ映画祭で監督賞を受賞。以来、脚本・演出・プロデュースと幅広く活躍。
1994年「愛の新世界」(主演:鈴木砂羽)で大坂映画祭監督賞受賞し、ロッテルダム映画祭での上映された。主な監督作品、2001年「光の雨」(主演:萩原聖人)、2005年「火火」(主演:田中裕子)、2008年「丘を越えて」(主演:西田敏行)、「禅ZEN」(主演:中村勘太郎)、「BOX袴田事件 命とは」(主演:萩原聖人)、2015年「赤い玉、」(主演:奥田瑛二)など
原作・医療監修:長尾和宏
1958年生。香川県出身。1984年に東京医科大学を卒業後、1986年から大阪大学医学部附属病院で診療と研究を行う。1995年に長尾クリニックを開院する。1999年に医療法人社団裕和会長尾クリニックに移行し、理事長に就任する。現在、兵庫県尼崎市の長尾クリニックにて多くの看取りを行う。日本を代表する在宅医療のスペシャリスト。尼崎の町医者として患者からの信頼も厚く、本作の奥田瑛二氏が演じる長野浩平のモデルとなっている。
日本慢性期医療協会理事、日本ホスピス在宅ケア研究会理事、日本尊厳死協会副理事長関西支部長、全国在宅療養支援診療所連絡会理事、近畿在宅療養支援診療所連絡会世話人、(社)エンドオブライフ・ケア協会理事、(社)抗認知症薬の適量処方を実現する会代表理事、(社)日本在宅救急医学会理事など多くの団体、医学会、大学の理事を務める。
ドキュメンタリー映画『けったいな町医者』
高橋伴明監督コメント(クランクイン前)
65歳を過ぎた頃から「死」というものを意識し始めました。自分はどのように死にたいのか……。そんな時「在宅医療」という言葉に出会い、心にヒットしました。
この映画は私の「死に方の提案」です。ローバジェットながら理想のスタッフ、キャストが集結してくれました。重いテーマですが、楽しく観て、深く考えていただければ幸いです。 この作品が遺作だと思って頑張ります。
劇場情報
劇場情報
アンコール上映劇場
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山形県
鶴岡まちなかキネマ
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シネマスコーレ
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関西地方
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なんばパークスシネマ
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大阪府
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京都府
京都シネマ
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兵庫県
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北海道
サツゲキ
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北海道
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北海道
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北海道
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神奈川県
横浜シネマリン
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埼玉県
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埼玉県
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埼玉県
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千葉県
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千葉県
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茨城県
USシネマつくば
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茨城県
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茨城県
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小山シネマロブレ
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沖縄県
あしびなーシアター
上映終了
コメント
コメント
(敬称略)
終末の伴走者と、どう出会い、関われるのか、、、
「病院」だって「在宅」だって、それを動かすのは、人。病という対象物としてだけでなく、人が人を看取るということを真ん中に置けたら、、、。
死を目前に「選択」の嵐が訪れる時、何を最も大切にしたいのか?そこを見据えていれば、最期まで、その人らしく生きることができると、この映画は囁いてくれる。
内田也哉子
(エッセイスト)
協賛者
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(敬称略)